なんで私が
どうして自分が病になってしまったのだろう。そう思う人が多いはず。事実を受け入れられず、認めることが出来ていない人もいるのではないだろうか。
現状を受容する
私も一度は絶望を経験して、現状を認めることが出来なかったり、怒りや焦りを感じることもしばしばだった。
病になる前は簡単に出来たことが、出来なくなってしまい、こんなはずではと思うことがよくあったし、今でも時々そう思うこともある。
しかしながら自分の病や障がいなどの現状を受容することができると、違う世界が見えてくるように思う。
弱点を知ることで強みがわかる
自分の出来ないことや、制限を受けることがわかっていると、そうではないところに強みを見つけられることがあると思う。以前できたことが出来なくなってしまって焦る気持ちはわかるけれども、一度受け入れて、他のところに目を向けるのも1つの手ではないかと思う。
お世話になっている方が、最近諦めることが明らめる。ということをおっしゃっていたが、そういうことなのではないかと感じている。
なんでも諦めるしかないということではなく、何度チャレンジしてもいいと思う。一度固執や執着することを辞められると、またやってみればいいやという気持ちになれるし、他の領域で上手くいったことで、そのことが解決するということもある。
私の経験
認知機能の低下で文章が読めなくなってしまった時の私にはそれを受容出来ずに焦りや不安が大きくなってしまっていた。そんな時に一度諦めることで、他の領域に目を向けることができた。テレビであれば少し集中出来たり、テレビゲームのドラゴンクエストなら、地道に進めていけるということが明らかになった。妄想で怖くなっていた対人関係も、最初は諦めていたが、テレビを見始めると、その話を人としたりすることが苦でなくなったりしていった。
1つの領域に固執していたら、進みがよくなかったことも、広い領域で自分のできることをそれぞれを進めることで、ある時、離れていた領域が繋がることがある。
弱みを認めて、強み知る。それが出来ると、小さな1歩が強みの部分で踏み出せて、それが自信や自己肯定感に繋がり、好循環になるように思う。
「3歩進んで2歩下がる」と言った有名な歌詞があるがそれも、受容ということが大切だということを言っているように思う。
2歩下がったとしても、それを肯定して、またどうにか3歩進めることができればそれでいい。気張らずいこうよ。というようなメッセージを歌詞に感じる。
気張らず、徐々に進んで行けたらいい
色々と書いてしまったが、言いたいことは気張らずにゆるりと行こうということ。前を向ける時に前を向いて歩いていこう。
そんな気持ちになっていただけたら幸いです。