こんにちは。
今日は好きを大切にするということについて書きます。
尊敬するエッセイストの松浦弥太郎さんの著書
松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣(CCCメディアハウス)
の中の習慣の1つの、
「<好き>をもっと好きになる」
を読んで考えたことを書きます。
好きが私を救ってくれた
松浦さんはこう章を始めています。
「好き」を道しるべにしよう。
「いつも」安心をつくる55の習慣(CCCメディアハウス)「好き」 を 道しるべ に しよ う。
松浦 弥太郎. 松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣 (p.33). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
この言葉を読んだとき、統合失調症になり、進む道を見失った私が現在に至ることができたのは「好き」を道しるべにしてきたからだ。
と思いました。
統合失調症の陰性症状は感情が乏しくなることがあるようで、
当時の私は思考はまとまらないし、感情を失って、何をするのも苦痛で、うまく笑うこともできませんでした。
そんな時に、自分の中で、前に好きだったことであれば、楽しめるんじゃないか。
そう思って、リハビリに、本を読むことにチャレンジしました。
はじめのうちは、脳がダメージを受けていたのか、強い薬の副作用だったのか、何が原因だったかはわかりませんが、本の行を追うことができませんでした。
視線がブレるというか、上から読み始めても、下まで読み進められないのです。
「前はこんなことはなかったのに」
そんな焦りの感情に苛まれて、本を放ってしまうことも何度もありました。
でも、薬で症状が落ち着いてくれば来るほど、入院生活はとても暇で退屈なものでしたから(外の刺激から私を守ってくれていたのだと今になっては思います。)
何度もチャレンジをしました。
いろんな種類の本を読んで、すんなり読みやすい本を見つけながら、読書の楽しみを再び感じようとしたのです。
そのリハビリが功を奏したのか、無事退院できました。
そして退院後も、常に好きなことを楽しむことを軸にして、ここまで進んで来れたのだと思います。
好きを思い出す
私は統合失調症という病気を通じて、好きを思い出すことができました。
そして今も大切にすることができていると感じます。
感情の病気を患って苦しんでいる方や、そうでないにしても日々忙しさに追われている方々に、もう一度自分が好きなことを思い出して大切にしてほしいと思いました。
松浦さんはこう仰っています。
「好き」 は、「 なり たい」 や「 欲しい」 とは 違い ます。 今 ここ に ない もの を 求める のでは なく、 ずっと 近く で 人生 に 寄り添う もの です。
松浦 弥太郎. 松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣 (p.33). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
松浦さんのように人生に寄り添う、自分の「好き」を大切にして、日々満たされた生活を送っていきたいですよね。
<好き>をもっと好きになる
章の題目です。
これからの生活、好きを深めていくことを意識していきたいと思いました。
「好き」 を もっと 好き に なる こと は、 自分 を 見つける という こと でも あり ます。
松浦 弥太郎. 松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣 (p.34). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
この言葉にとても共感しました。
というのも、好きを追求した先に、自分が本当に興味や情熱を持っていることがあると思うからです。
もしかすると自分の好きなことを仕事にすることもできるかもしれません。
そうは出来なくとも、自分自身の内面的な充足感や満足感を得ることはできるはずです。
まとめ
これまで、好きなことを大切にすることについて
松浦さんの言葉をお借りしながら書いてきました。
私の今の好きなことの一つは自分の考えを文字にして皆さんに読んでもらうことです。
もっともっと好きを追求し、読んだ人の心に何かを残すような文章が書けるようになれたらよいなと思います。
皆さんも自分の好きなことを、大切にして、もっと好きになるように心がけてみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
松浦弥太郎さんの『松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣 』、
是非お手に取って読んでみてください。
松浦弥太郎の「いつも」安心をつくる55の習慣