思い込みの力を、よりよく使うために
私は、思い込みには大きな力があると感じています。どうせ思い込むなら、良い方向へ思い込みたいものです。「私の可能性は無限大です」と、まず自分が信じてあげること。その思い込みが、行動や選択を大きく変えていきます。
もちろん、悪いことが起きる日もあります。心が折れそうになったり、「もう無理だ」と諦めたくなる瞬間もあるでしょう。それでも、起きた出来事を「神や天から与えられた成長のチャンスだ」と捉えることができたら、苦しみは意味のあるものへと姿を変えていきます。峠道も、登りきればあとは下り坂です。頂点を越えたら楽になるように、人生の困難も、越えた先で必ず軽くなります。
すべての出来事に初めから意味が備わっているわけではありません。大切なのは、「自分がそれにどんな意味を与えるか」です。
精神科医であり心理学者のヴィクトール・フランクルは、著書『夜と霧』の中で、「人生はあなたに問いかけてくる。あなたがそれにどう答えるかが、人生の意味になる」という趣旨のことを述べています。
人生は、私が何を成し遂げるかを試しているのではなく、私がどう意味づけるかを静かに問いかけています。思い込みは、その問いに答えるための大きな力になります。自らの意味づけ次第で、人生の見え方は大きく変わり、時には180度さえも変わります。
だからこそ、より良く生きるために、より良い思い込みを選んでいきたいと思います。自分を信じる方向へ。未来を開く方向へ。その思い込みこそが、私たちの人生を少しずつ、しかし確実に形作っていくのだと感じています。

















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