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自分軸と主体性、そして柔軟さについて

自分軸で生きることと、主体的に生きることには深いつながりがあるように感じています。

自分軸とは、他人の意見に流されずに、自分の価値観に基づいて選択や行動をしていくための“軸”です。しかし、それは他者の価値観を無視することではありません。むしろ、他人との関わりや対話の中で、自分の価値観が揺れ、変わっていくことを自然なこととして受けとめる――それもまた、自分軸を持つということなのではないかと思うのです。

成長とは、変化を受け入れ、更新されていくことです。だからこそ、自分軸を持ちながらも、それに固執しすぎない柔らかさが必要なのだと思います。

注意したいのは、「年齢を重ねると自分のことがわかってきた気になる」という落とし穴です。自分軸が少しずつ明確になってくると、それが“絶対的な答え”のように思えてしまう。でも本当は、人生のなかで得た一つの「仮の答え」にすぎないのかもしれません。

たとえば幼い子どもが、言葉を覚えながら何度も間違えたり言い直したりして、自分なりの表現を身につけていくように。私も、自分の価値観を“習得し続ける姿勢”でありたいと思っています。信じることができた価値や世界観は確かに尊いけれど、それをいったん手放すことも、時には大切なのだと。

私は統合失調症という病を経験しました。一度信じていた世界が跡形もなく崩れてしまうという体験。それは、まさに「信念の喪失」でした。

でもその過程で私は、自分の内側から信念を再構築してきました。誰にでもできる体験ではありません。だからこそ、その経験を大切にしたい。崩れたからこそ得られた視点がある。だから私は、これからも柔軟さを忘れず、何度でも自分を更新し続けていきたいのです。

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