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まとめることと、間違いについて

もし、私がこの世界にたった一人だったとしたら――
私が考えることが世界のすべてであり、私の中にあるものは、すべて「正しい」と言えるかもしれません。
そこには他者の視点はなく、ズレも矛盾も存在しません。私の世界は、私だけの真実で満たされているのです。

でも、実際には、私は一人ではありません。
この世界には、私とは違う視点や経験、価値観を持った他者が生きています。
当然ながら、私にとっての「正しさ」が、誰にとっても同じように「正しい」とは限りません。
そこには違いが生まれ、その違いはときに「間違い」として現れてくることもあります。

けれど、私は伝えたいのです。
「間違い」は、悪いことではありません。

違いがあるからこそ、間違いが生じます。
そしてそれは、人が共に生きている証でもあるのだと思います。
間違いは、誰にでもあるものですし、正すべきときもあれば、そのまま受け入れていいときもあると思います。
「正しさ」と「間違い」は、常に一つのかたちに固定されたものではなく、関係性のなかでゆらぎ続けるものなのではないでしょうか。

だからこそ、誰かの考えを「まとめる」ときや、何かの意見を「まとめる」とき、
その中にある「間違い」とどう向き合うかが、とても大切になってくるのだと思います。

間違いを無理に排除して、均一でまっすぐな「正しさ」だけを並べることが、「まとめる」ということではありません。
きっと、それでは誰の心にも届かないのではないでしょうか。

むしろ、いろいろな違いや間違いを含みながらも、それぞれが一つの方向へと向かっていくとき、
私たちはそこに「まとまり」のようなものを感じるのではないかと思います。

「まとめる」とは、すべてを一致させることではありません。
違いや間違いを抱えたままであっても、そこに共に向かう大きなベクトルが見えてくること。
それこそが、ほんとうの意味で「まとまっている」状態なのかもしれません。

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