揺れながら、整える

バランスの教科書

『揺れながら、整えるバランスの教科書』書籍表紙

著者:市村 康(ころたん)

バランスとは、”ブレないこと”ではなく、
揺れながら整え続けること。

心、人間関係、社会とのあいだで揺れながら、
自分なりの心地よいバランスを見つめ直すための一冊です。

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この本を書こうと思った原点には、
「自分が道に迷っていた時期」があります。

心のバランスを崩し、自分がどこへ向かえばいいのかも分からなくなっていた頃。
そんな私にとって、道を照らしてくれたのは、医師や支援者の方々、仲間たちの言葉、そして本やインターネットの記事でした。

たった一つの言葉に救われることがありました。
「こう考えてみてもいいのかもしれない」と、視界が少し開ける瞬間がありました。

もちろん、すぐに人生が変わったわけではありません。
けれど、そうした言葉や文章の積み重ねが、少しずつ、自分の中に「考える余白」を作ってくれたように思います。

だからこそ、自分自身もいつしか、

「自分には誰かに何ができるのだろう」

と考えるようになりました。

その中で辿り着いた一つの形が、「物書き」でした。

私は、難解な哲学書のように、読者を置いてけぼりにする文章ではなく、
読者の隣に座りながら、一緒に考えていけるような本を書きたいと思っています。

もちろん、現状の私はまだ未熟です。
この本も、誰かに教えるための“完成された答え”というより、むしろ自分自身の整理のために書いている部分が大きいと思っています。

だから、もしかしたら読者の方を置いてけぼりにしてしまう部分もあるかもしれません。

それでも、この本には、今の自分なりに必死に考え、揺れながら、それでも言葉を紡いできた過程が詰まっています。

私にとってこの本は、単なる知識の本ではありません。

「自分はどう生きたいのか」
「人とどう在りたいのか」
「揺れながら、どう整えていくのか」

そんな問いと向き合い続けてきた、自分自身の実践の記録でもあります。

まだ道半ばだからこそ書けることがある。
完成していないからこそ、共に考えられることがある。

そんな思いを込めながら、この本を書きました。

もしこの本が、誰かにとって、
立ち止まって呼吸を整える小さな時間や、
「少しだけ、自分を見つめ直してみようかな」と思えるきっかけになれたなら、
これほど嬉しいことはありません。