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人生はやり直しのきかないゲーム

「人生はやり直しのきかないゲームである」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。一度した選択に戻ることはできず、過ぎ去った時間はどうやっても取り戻せない――その重みを感じると、人生があまりに厳しく、重く、辛く感じられることもあるかもしれません。

私自身、この言葉を聞いたとき、人生というものが非常に過酷で、時には背負いきれないほどの重荷に思える瞬間がありました。しかし、そんな私の心がふっと軽くなったのは、ある一言を知ったからです。

「やり直しのきかぬ人生であるが 見直すことができる」(金子大栄)

この言葉が、私にとって希望の光のような存在になりました。

見直すとは何か

「見直す」という言葉は、単に過去を振り返るだけではありません。むしろ、過去を新たな視点で捉え直し、自分の経験や思い出の中に新しい意味や価値を見出すことです。

私の場合、統合失調症を経験しました。病気になったことで、それまでの生活が一変し、入院生活を余儀なくされ、何もできなくなった自分を感じる毎日。そこからの再起は本当に辛いものでした。「もし病気にならなかったら、有名企業に就職して、もっとバリバリ働いていたのかもしれない」と思うたびに、胸が締め付けられるような感覚がありました。

しかし、過去を”見直す”ことを意識するようになってから、私の感じ方は大きく変わりました。

捉え直しの実践例

たとえば、統合失調症を経験したことについて、私は次のように捉え直しました。

  • 病気になったからこそ、自分の心と深く向き合う機会を得た。
  • 何もできなくなった経験があったからこそ、そこからの再起を経験し、それが自分にとって人生の大きな挑戦と成長の機会になった。
  • 同じ経験をした人々に寄り添う力が身についた。

これらの視点に気づいたとき、過去の辛い記憶がただの”苦しみ”ではなく、私自身を形作る大切な”経験”として心に刻まれるようになりました。人生の厚みや重みは、順風満帆な成功だけで得られるものではなく、困難や逆境を乗り越えた中で得られるものだと感じるようになったのです。

苦しみの中にいる方へ

もし今、過去の苦しみや選択にとらわれて前を向けない方がいるならば、ぜひ知っていただきたいことがあります。それは、どんなに辛い経験でも”見直す”ことで意味を見出し、自分自身を解放することができるということです。

“見直す”ために必要なのは、自分の経験を否定するのではなく、その中にある学びや新しい価値を探してみることです。例えば、失敗や挫折の中で得た教訓、人の温かさに気づけた瞬間、自分の意志の強さを知った経験。これらを見つけ出すことで、過去は未来への力に変わります。

最後に

「人生はやり直せないけど、見直せる。」

この言葉が、苦しみの中にいる方々の心に少しでも希望の光を灯せますように。そして、見直した先にある新しい未来を、共に歩んでいきましょう。

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