こんにちは。
今日は背景を伝えることが大切だなと思った出来事について書きます。
先日、会社で後輩が課員に次のような展開をしました。
「今度からこの資料はこのフォーマットに従って作成してください。」
送られてきたフォーマットを見ると、以前までの資料と比較して作成するのにとても手間がかかることに気づきました。
その後輩に
「今回の変更はどうしたの?結構大変な変更だから背景をみんなに伝えた方がいいよ。」
とアドバイスをすると、ことの経緯を教えてくれて、
「それならその経緯をみんなに伝えてあげた方が納得してくれると思うよ。」
と促しました。
すると全体コメントが追加されたのですが、
「補足です。今回の変更は上長からの指示です。」
むむむ。
それは皆察しているし、そういうことではない。。。
再度後輩の下へ行き、
「変更の意図、意義の方を伝えないと、みんなは不満に思うかもしれないよ。」
そうして、何とか、全体にフォーマット変更の背景を伝える形にはなりました。
今回の出来事は、「背景を伝えること」の大切さと注意について考えるきっかけとなりました。
後輩の最初のコメントも確かに背景です。
しかし、納得してもらえるかと考えると、そうでないような気がします。
人に頼み事をして納得して動いてもらうには、背景は背景でも、頼むことの意図、意義をしっかりと伝えるように注意しないとだと思いました。
会社の場面でなくとも、それは大切だと思います。
例えば、このブログのカテゴリの統合失調症においてもそうです。
家族がお薬を患者さんにのんでもらわなければいけない時、
「あなたは病気なので薬を飲みなさい。」
の一言ではなく、患者さんの状態を患者さん目線で伝えて、その背景から、こういう作用のお薬を飲んで楽になって欲しい。
というように服薬の意義と思いをしっかりと伝えてわかってもらうことが大切だと思います。
今回の経験から、背景を伝えることの大切さを再認識しました。
背景を適切に伝えることで、相手の理解や協力を得やすくなるのだと感じます。
背景の伝え方一つで、頼み事がスムーズに進むかどうかが大きく変わることを、これからも意識していきたいと思いました。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。